エンデの遺言を読んで+その他勉強よりの思考

 最近、怒涛の思考の変化がある、、やはり最大のきっかけは石川で高野さんに会ったことだろう。+エンデを読み正直自分の思考がまとめきれず今までブログをかけなかった。だいぶ落ち着いてきたのでここでひとまとめ。

 
モンサント、フリーメイソン、空気エンジン、陰謀論、、etc,どこか他人事のようなあまりに巨大すぎる話に自分自身わかっていなかった。

でもその帰りの飛行機で確信した

 

「誇りある自立した地域を目指す!」

 

というビジョンがより明確に裏打ちされてきた。その当時は得体のしれない大きな力に人生を左右されたくないという想いを考えてのことだが、その正体がぼんやりとわかってきた。


つまり、お金。。

 

貧困も戦争も、自殺も、環境破壊も、コミュニティの崩壊も全てがお金のシステムに関わっているんではないかと疑う。

もちろん、システムの欠陥と同時に、人の心というものも、脆いものを持っていると自分を振り返ることでも再確認した。

 

次に、偶然出会った「独立国家の作り方」坂口恭平著によって、疑う下地が出来た

 

さらに「エンデの遺言」


問題の根本がお金の利子システムであると断言し、、システムは人間の作ったものであるから変えられると!希望を持って話していてくれている。

 

ここで「エンデの遺言」キーワードを紹介。


「どう考えてもおかしいのは資本主義下の金融システムではないか。人間が生きていくうえでのすべて、つまり個人の価値観から世界像まで、経済活動と結び付かないものはない。問題の根源はお金にある」

「一つはシステムの変革でこれについて討議することはそれほど難しくない。もう一つの面はメンタリティの変革で外的な価値以外のものが大切であることを学ばなければならない。」ミヒャエル・エンデ

 

「お金は老化しなければならない」「血液のような役割をするお金は、やはり同様に老化し排泄されなければならない」シルビオ・ゲゼル

 

「永久に指数的な成長を続けることが不可能なのは火を見るよりも明らか、2世代後には経済的な破滅か、地球環境の崩壊のいずれかへと突き当ります。」

「この金融システムは、これまでのあらゆる戦争よりも、あらゆる環境の困窮よりも、あらゆる自然の災害よりも、多くの死と貧困の問題を生み出しています。このシステムは、実際、大半の戦争の根であり、大半の対立、社会崩壊の根です。」マルグリット・ケネディ

 

「自由は精神と文化、平等は法と政治、そして今日ではまったく奇異に聞こえるのですが、友愛は経済生活です。」ルドルフ・シュタイナー

 

「99%の人々がお金の問題を見ようとしない。貨幣経済を問題としない限り、われわれ社会のいかなるエコロジカルな転換の見通しも存在しない」クリストフ・ビンズヴァンガー

 

今世界中で動いているお金の95%は実際経済取引のお金とリンクしない。

実はモノの価格には必ず利子が含まれていて実はその25%、利子が含まれている!!


なかなかおもしろいキーワードがいっぱいあった。

陰謀論の話もありますが、無意識に自分たちが加担している可能性がある。無関心、先入観、既得権益、、、

 

何のことかと言えば、最近聞いている、田坂広志氏

 岡田監督との対談で出た「集団的無意」。ユングだろうけど、現在にいたる陰謀論などを一刀両断。人は無意識ながらにも善と悪の行動があり、その小さな無意識の悪(エゴ)が積み重なり巨大な陰謀のようなものを形作っている可能性。これには面白さとさらなる絶望を感じる。
 全ての人が聖者のような行動をフルタイムでしない限り、エゴは必ず無意識の行動に出る。それが大きな組織(あらゆる団体、政府、会社、国、民族)になれば、一人が持つほんの小さなエゴというものが、大きな悪意にみえる形になって社会に何らかの影響を及ぼす。これを陰謀論的に言う(国際銀行家)のせいだと断言し思考を停止することは簡単であるが、自体はもっと深刻で自分を含む小さなエゴが大きな組織、体制のもとに巨大化・具現化し社会に影響を及ぼしている可能性がある。

 

モラルである。(アンジェラ・アキはモラルは死んだと歌っているが、、、)


私たちにこれから必要なものは田坂氏の言葉を借りればまさに「成熟」「共感」

「成長」が大きくなることと考えると、「成熟」質が高まることだと思う。

あらゆるシステムやノウハウはこれまで形作られ(それすら最近習ったんだが、、、)
ロジカルシンキング、マーケティング、コーチング、イノベーション、経営学、経済学、地域通貨、、etcそして資本主義。

これらノウハウはあくまで手段であり目的ではない。そして人が幸せになるためにどれも素晴らしいツールであると思う。

 しかし、そのメリットを最大限に生かし、さらにモラルに基づき運用できているのか?

今の現状を見るとそれが疑問視されることがある。

 

システムもそれを運用する人も成長=拡大ではなく、成熟=質の向上が求められている時代なんだと思う。

 

そのうえでやるべきことが少しだけ見えてきた。

目の前の仕事に真摯に向き合う。←向き合ってるつもりだがまだまだ甘い。甘すぎる。 


どうしてこんなに、横道にそれるのやら。。。それも自分の生き方なのか。

  

さらに、秋月辰一郎「体質と食物」を読む。

現代の健康の問題は主に食からきている。そして、それによって発生した結果{病気}を対処療法(薬・手術)で直している。どこかで聞いたことがあると思ったら、慣行農法の農薬の話や化成肥料の話に似ていると。

 

人(医療)も植物(農業)も結果的に対処療法にしか目がいかないと根本療法への必要性を感じない。

即座に結果が出て改善しなければ効かないと考える。この「せっかちさ」すら、食事が原因ではないかと考えるが、、、食事は体を作る、体は精神を担う。
 つまり食事が精神を作ると考える。でももっといえば、この食事を作っているのはもともと人であって、農業や生産活動によってである。良いものを作り、良いものを食べれば良い循環が生まれる思うが、逆も起こりうるのだろうと考える


 環境・食→人(精神)→組織・団体→国・地域→環境・食。、。。。

 

とぐるぐる回っている気がする。

 

農家として食べ物を作る立場から思うと、より良いものを作ることが人、やがては地域、国までも良くしていくのか、、そして地域や国がさらに人を良くするのかな。この場合の「良い」は「健全」であるということかと思う。やがて成熟へ向かう。。

 

食が良くなることがエゴをコントロールし、「成熟」「共感」「モラル」を育む土台なんだろうと思う。

この精神面「メンタル」についても、もちろん対処療法ではなく根本療法。具体的ににいえば身土不ニ、地元にあるもの地元の旧来の食を摂ることが一番の近道なのかなと、日本食、味噌汁、旬の野菜、伝統野菜、自然栽培・有機栽培、、、。。

 

「システム」面でいえば繰り返しになるが「お金」である。

高野さんの人体政治学や人体経済学の考え方を引用させてもうと、お金は地域における「血液」

田坂広志氏の言葉でいえば個人の集合である組織・団体・地域は複雑系となり、ある意味で「生き物」のようにふるまうという。

 

つまりこの考え方でいえば、「お金という血液」のめぐる「生き物が組織・地域・国」。

 

上で述べたようにこの「血液」=「お金」は正常に働いているのか?極端な偏りをもっていないか。体内の血液は老化し消化されていくのであるが、お金は交換手段をという役割を超え、永続性や、利子などをもち、循環する以上のシステムを持ってしまった。

 このシステム(パワー)により人のエゴを拡大・具現化し、地域や国へまで変調をきたしている。さら悪いことにこの変調が「食・環境」への悪影響を及ぼし、人のメンタルさらには命にまで至る悪循環を生みだしている。

 

お金の持ってしまった永続性や利子⇒経済活動の強制⇒人のエゴの拡大・具現化⇒お金の循環の停滞⇒地域環境・食への影響⇒人のエゴへのさらなる悪影響⇒さらなるお金の停滞

 

システムとしてのお金を考えないといけない。根本療法である。「老化するお金」「利子のない地元銀行」など、システム改革として必要である。

 

まとめると

 

「システム」を担う「お金」を見直す。

  ⇑⇓

「メンタル」を担う「食」を見直す
 

どちらも相互に関係し影響を及ぼしあう。車の両輪のようにこの二つを同時に改善に向かわせることが、個人、組織、地域、国をより良く、「成熟」へ向かわせる手段なのではないかと思う。

 

 

 

 

抜け落ちや過大妄想もかなりあるかと思うが今の自分の結論。

ご意見あるかたどしどしどうぞ。