農協すごい?

ふと農業新聞を読んでいると協同組合の設立経緯の話が連載されている。

二宮金次郎で有名な二宮尊徳の唱えた報徳社に始まりと色々書いてありました。

その前段に合った「頼母子講」「無尽」などと書いてあり  「??」と思って調べてみると、
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20141022/421113/?rt=nocnt
厳しかった時代の知恵として、「自分達の島からはキャッシュアウトさせない」という具体策として根付いてきたものと思われます。引用

つまり、昔から小さな共同体の中でお金を回して、自分たちの利便を最大化する取り組みは鎌倉時代から続いてるということを知ってビックリ。


親父のやってる講も方法論としての地域通貨そのままだったんだ!と驚愕してしまいました。

さらにさらに連載をよんでいくと、その中で生まれたものが信用組合であり、農業組合であるということを書いてありました。


http://www.shinkin.org/shinkin/difference/index.html

金融サービスは同じでも、経営理念の違いで組織のあり方がそれぞれ異なります。銀行は、株式会社であり、株主の利益が優先され、主な取引先は大企業です。信用金庫は、地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人です。利益第一主義ではなく、会員すなわち地域社会の利益が優先されます。さらに、営業地域は一定の地域に限定されており、お預かりした資金はその地域の発展に生かされている点も銀行と大きく異なります 引用

または生協や信用金庫、現在名前は知っていても存在意義が?だったものを調べていくと、設立経緯はみんな一緒ではないかと!

以前のブログで地域通貨万歳論を唱えていましたが、私も組合員として参加している農協そのものが、方法論としての地域通貨そのものであったことに今更気づきました(笑)

つまり農協や生協、信金などは地域内でのお金の循環を促進し、コミュニティーを維持することを実践していたのです。


しかし、田坂広志さんの影響で目的論、方法論、成熟ということを考えていると、地域通貨や農協などの協同体においてもその理論を理解し、上手に運用する意識、知識を持たなければ、本来の役割を果たせなくなることもあるのではないかと考えました。よく言われる農協改革論で問題にされるとこともそこに原因があるのではないかと思います。良く切れるナイフは使う人次第、で自分を傷つけることも、、。

ただ先人が苦労して生み出したこのシステムを理解し運用できれば、現在の社会ではさらに重要なインフラになっていくことは間違いないと思います。


農協ってすごい!・・・だいぶ新聞に洗脳されてるかな??